■投稿 №90
■タイトル おばあちゃん
■投稿者 あなたの孫より
 こんにちは。昨日中日劇場で<佐賀のがばいおばぁちゃん>を妻と見てきました。

うちのおばぁちゃんは50歳から私を育ててくれました。今生きていれば94歳です。

自分の母は自分を生んですぐに離婚してしまい私をおばぁちゃんに預けてどこかに行ってしまいました。私は母を恨んではいません。それどころかおばぁちゃんに育てられて私はよかったと思います。

 うちもかなり貧乏でした。
中学の給食費も払えずおばぁちゃんは市役所に行き役場の人に頼み給食費を免除してもらいました。高校の学費も同様免除でした。  
そんな貧乏なおばぁちゃんだったのに私には一言も言わず贅沢をさせてくれました。
お祭りに行けば当時高かったカブトムシを買ってもらったり喫茶店には連れて行ってもらいチョコレートパフェなんかもよく食べさせてもらいました。
今思えばそのお金を工面するためにおばぁちゃんはかなり苦労していたんだなぁと自分が恥ずかしくなります。

 うちのおばぁちゃんも何人もの子供たちを預かって育てたみたいです。私が一番最後に育てた子供です。
おばぉちゃんの位牌はうちにあります。誰一人お参りには来ません。

 おばぁちゃんが病院で死んだ日を今でもはっきり覚えています。肺がんでした。
 最後の夜「今日は大丈夫だから家に帰って寝ていいよ」って付き添っていた私に言ってくれました。
それがおばぁちゃんと交わした最後の言葉でした。

二十歳で喪主をしました。
最後のおばぁちゃんの顔も涙で見れませんでした。

  おばぁちゃんありがとう。
  私はあなたのおかげでこうして生きていけます。

 中日劇場の帰りの地下鉄の中でもずっと涙か止まりませんでした。
感動しました。妻は私の顔を見て笑っているだけです。