■投稿 №92
■タイトル 人生を完全燃焼
■投稿者 栄次
 僕の祖父・祖母はそれぞれ数年前に亡くなっている。

ともに生粋の明治人間で、僕は子供らしく無邪気に遊んでいたのに関わらず、何かにつけ怒られ、理由が全く分からなかった。

 成長するにつれ、子供の頃怒られた幼児体験がトラウマになってか、あまり積極的に関わりを持とうとしなかった・・っというか僕から距離を置いていたように思う。

 最初に他界したには祖母の方であり、直腸ガンで亡くなったのであるが、亡くなる直前まで普通に生活していて、突然苦しみだし、病院に着いた直後に亡くなったと聞いている。苦しいのを我慢していたのか、全く突然だったのか・・。

 亡くなる数週間前まで元気に歩いていて僕に「塩梅ようやらないかんよ」と何度も繰り返し言うだけであり、その言葉が僕にとっての遺言になってしまった。

 祖父は祖母が亡くなってから13年同居の家族があったもののほとんど1人の寂しい人生を送っていたようである。盆と正月息子(僕からみて叔父・叔母)達が集まったときに皆で食事をするのが楽しみであったようだ。

 それ以外は祖母がいない寂しさか、「早く迎えが来て欲しい」とよくぼやいていたらしい。

 享年99歳の大往生であり、亡くなる直前は寝たきりに近い状態だったらしいが、亡くなる3日前の節分で恵方巻を1人で1本完食し、お酒も美味しくのんでいたらしい。

 結果的には風邪をこじらせてそのまま眠るように亡くなったらしく、全く苦しまずに旅立てたことが救いだと思う。

 2人とも「人生こうやって燃やし尽くすもんじゃ」と伝えてくれたように思える。この2人の孫であることに誇りを持って「夢を持って」頑張っていきたいです。